こんにちわ。ニュージーランドスペシャリストゴールドの渡邉靖子です。
今日のテーマは【ウエリントンのTe Papaミュージアム】です。
先日某ニュージーランド勉強会に参加した際にマオリについての研究発表がありました。
少しマオリについての歴史を、、、。
1250年~1300年 中央ポリネシアからカヌーに乗りニュージーランドへ
1840年 ワイタンギ条約によりイギリスの植民地支配下に
1929年 第一次マオリ文化復興運動(マオリ青年党を発足)
1960年代 地方から都市に移住するマオリ(マオリ都市化)
1975年 ワイタンギ条約法律制定、ワイタンギ審判所設立
1980年代 第二次マオリ文化復興運動
マオリの人口がニュージーランド総人口の12%まで増加
1985年 ワイタンギ条約法の改正
1987年 マオリ語が公用語になる。マオリ個別の学校教育の開始
2017年 マオリの人口がニュージーランド総人口の15%となる
そしてニュージーランド全土には100を超えるiwi(部族)が存在し、それぞれにMarae(マラエ)がある。
*Maraeとは、集会場・庭などからなる祭祀場。
・先祖の体を模している
・集会所屋内外の彫刻や写真等によってWhakapapa(ファカパパ)=系譜/親族)が示される
《マオリの世界観》
自分たちは森羅万象の一部であり山も海も川も同じ。ゆえに川も生き物であるとみなしそうした考えのもと未来を考えていく必要がある。
2017年3月15日 川が法的人格を得る(Whangnui River)
ニュージーランドは自然が豊かな理由にはマオリの世界観の一部が反映されているのでは?と個人的には思いました。
そこでマオリ文化やニュージーランドの地学や自然史に触れることのできる施設をご紹介します。
【Te Papaミュージアム】入場無料
2F ニュージーランドの地層や動植物の生態の展示
3F ニュージーランドの変化を重ねる地形や生物の変化
4F マオリ文化の体験
5F ニュージーランド芸術品の展示
6F 現代彫刻の展示
館内にはcafeもあり疲れたらcafeでの休憩もできますので、できれば半日はTe papa見学に時間をとってニュージーランドの歴史と文化を見て頂きたいですね。
Te Papaについては↓
https://www.tepapa.govt.nz/